「最大震度7」と誤報 緊急地震速報で気象庁

■2013年8月8日(木)

 昨日、緊急地震速報の誤報がありました。「奈良県と大阪府で震度6弱から7程度の地震が起きる」と予測しましたが、体感できる震度1以上を観測した地域はありませんでした。2年前の東日本大震災の影響で緊急地震速報の音に敏感になっている人が多いと思いますので、気象庁にはしっかり原因究明をしていただき、地震速報の精度を上げてもらいたいですね。参考までに日経Web版の記事を転載します。

 

 

 気象庁は8日夕、「奈良県と大阪府で震度6弱から7程度の地震が起きる」と予測し、関東から九州にわたる34都府県に緊急地震速報を発表した。しかし、体感できる震度1以上を観測した地域はなかった。同庁は緊急地震速報を誤報とした上で、三重県沖の海底地震計の電気信号のトラブルが原因で誤報につながったと説明した。

  

 緊急地震速報を受け、東海道新幹線の小田原―新大阪間の上下線などで一時、運転を見合わせるなど近畿のJR在来線や私鉄を含め40万人超に影響が出た。同日、記者会見した気象庁の橋田俊彦地震火山部長は「交通機関など広範囲にご迷惑をかけたことを深くおわびする。再発防止に努めたい」と話した。

 

 同庁によると、緊急地震速報を出したが、有感地震が起きなかったのは2009年8月の千葉県東方沖を震源とする地震以来で、速報を出した範囲としては過去最大という。

 

 同庁によると、同日午後4時56分、和歌山県北部を震源とする推定マグニチュード(M)2.3の地震が発生。ほぼ同時刻に、三重県南東沖に設置された海底地震計から送られてくる電気信号が途切れ、その影響で計算に狂いが生じて揺れを過大評価し、「奈良県を震源とするM7.8の地震が発生」という誤った速報を発表したという。

 

 緊急地震速報は最大震度5弱以上の地震が起きると予想された場合に、震度4以上が見込まれる地域に対して発表する。

 

 

==転載終わり==

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